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2026.07.22

フィールドワーク論 

担当教員: 福武慎太郎
カテゴリ: 基礎(200シリーズ), 教授言語/日本語
レポート日: 2026/06/26

教員からのコメント

この講義では、特に海外でフィールドワーク(現地調査)をおこなう上での技法や危機管理について学習することを目指しています。文化人類学の調査法(参与観察と民族誌)を学びながら、テーマは人類学的研究対象である民族文化に限らず、開発や国際協力の現場などの調査例なども紹介しています。

正直なところフィールドワークを座学で学習するということに無理を感じないこともないのですが、可能な限りグループワーク、ディスカッション、ロールプレイを取り入れ、学生が実践的にフィールドワークの知識と技法をみにつけることを目標としています。

学生からの声

1.授業概要 
地域研究をするには欠かせない「フィールドワーク」について、多くのグループワークを通じて学ぶ授業です。そしてフィールドワークによって描かれるエスノグラフィの特徴を知り、エスノグラフィが持つ主観性の意義を学ぶことができます。また人類学的な視点からフィールドワークの技法を見ることで、現地の人たちやアカデミアとの関わり方を考え直すことができます。

2.この授業を履修しようと思った理由 
地域研究の領域を主専攻(メジャー)にしようと思っていたからです。また高校生の時に読んだ「ファンタジー・ワールドの誕生」という文章で、人類学は植民地主義の生み出した「未開の国」への憧憬を再生産する学問だと言われていて、現在の人類学の構造はそれを許していないのかどうかを知りたかったためです。 

3.この授業の魅力 

グループワークが多いので、一つの問題も様々な視点から見ることができるということを実感的に学べます。またオンラインでも受講ができるため、体調不良時にも欠席せずにいられるのが利点です。自分の考えてきた正義やセオリーが他の社会ではそうではないかもしれない、と想像させてくれるので、常に自分と向き合っていく必要があり、楽しい授業だと思います。 

4.この授業で学んだことを次にどう繋げたいですか 
この授業を受けて、フィールドワークとは人間への賛美なのではないかと感じました。人間は嘘もつくし、裏切ることもあるけれど、その場所にいる「人間」をそのまま大切にし、描き出すのがフィールドワークです。いつか地域研究者として現地に赴くとき、これらを忘れず、尊重を持って、地域の価値観を見つめることができたらと思います。 
(総合グローバル学部1年 深井史織)



1.授業概要
フィールドワークについて、文化人類学の観点から参与観察の歴史や方法、あり方について、実際のエスノグラフィを読んだり、先生の実体験を聞いたりして考える授業です。授業時間の半分が講義、残りの半分がグループワークで構成されており、授業で得た学びをすぐにグループワーク内で他の生徒と共有し活用することができます。

2.この授業を履修しようと思った理由
個人的にアフリカでの地域研究に興味があり、のちにフィールドワークという手法を自分の研究に使用する可能性があると考え、フィールドワークを行うことは一体どういうことなのかを学びたかったからです。またグループワークが実施される授業だと知り、自分の意見を様々な相手に伝える機会を得たかったからです。

3. この授業の魅力
文化人類学についての基本的な知識が得られるとともに、研究手法の一つであるフィールドワークがどのように行われるべきか、他の信憑性が高いと言われがちな手法と比較する視点を得られる点が魅力です。一年次からでも履修できるため、今後の自分の研究にどのように有効かを常に検討しながら知識を深めることができます。

4.この授業で学んだことを次にどう繋げたいか
この授業で学んだ、研究対象に自らが影響を与えている可能性を認識するという参与観察を行う研究者としての心構えは、どの学問であっても必要なことだと分か離ました。今後自分の研究でインタビューやアンケートなど何かしらの調査を実施する際には、よく手法を検討することで次に繋げたいです。
(総合グローバル学部1年)