私は、大学卒業後、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻に進学します。まず、大学院進学を選んだ理由は、主に2つあります。
1つ目は、大学で関心を持ったテーマについてより深く研究したいと考えたからです。FGSの授業は、自身の「当たり前」について疑問を投げかけてくれるものが多く、全てを本当に興味深く学ぶことができました。そして、自身で問いを立て、研究することの面白さを教えてもらいました。そのため、まだ学びたい、より深く研究したいと思い、大学院進学を検討し始めました。
2つ目は、「考える力」を強化したいと考えたからです。研究を通して得られる考える力は、研究にのみ活きるわけではないと思います。「考える力」は、日常生活においてや将来働き始めてからも必ず活きる力であり、より高度な「考える力」が求められる大学院で養いたいと考えました。 大学院の中でも、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻を選んだ理由は、説明会に参加した際に、様々な視点で様々な地域、事象を研究している方々と関われることで視野を狭めずに研究出来るというお話をお聞きしたことと、ご指導いただきたい先生がいることが決め手となりました。
大学での4年間を振り返ると、問いを立て続け、動き続けた4年間だったなと思います。
もともと南北格差に強い関心をもってFGSに入学し、格差・権力構造が4年間の関心軸ではあったのですが、FGSの授業がすべて面白かったおかげで、様々なことに関心をもって授業をたくさんとり、また、授業の課題とは別に多くの本や論文を読みました。2年の後期にはゼミ選択がありますが、自身の今までの人生の中でずっと抱えてきた疑問、社会に対する憤りの正体を研究することができると確信し、アジア研究領域のゼミを選択しました。約2年間、様々な分野の授業を受けてから、より深く研究したい分野を選ぶことができるところはFGSの魅力だと思います。
また、大学のダイバーシティ・ウィークの実行委員をやったり、学外では子どもの貧困解決のためのサークルで活動、ダイバーシティに関するイベントのボランティア、社会課題解決事業を行っている団体でアルバイトをしたりするなど、動くことで学ぶということも大切にしました。
大学2年の冬には、「東南アジアに学ぶ」という大学のプログラムでタイに行きました。これが初めての海外です。この経験を通して、実際に目で見ないと分からないことがたくさんあると強く感じ、それからはゼミが実施したマレーシアのフィールドワークツアーに参加した後、1人でカンボジアに行って計2か月間フィールドワークを行いました。初海外から1年も経っていません。高校生の頃の自分には、想像もできないことです。フィールドワークでは、地域に溶け込み地域を理解することの難しさを感じるとともに、地域の方々と話し生活をともにする楽しさを知りました。カンボジアへは、大学が連携している会社から研究のための費用をいただいて行きました。上智大学は、学生が様々なことにチャレンジできるように準備されていて、本当にありがたいです。また、恐れず、様々なことにチャレンジしてみようと思えたのは、間違いなく周りの学生が与えてくれる刺激のおかげです。みんな自分のやりたいことに正直に、目標に向かって動き続けており、自分もやってみようと思わせてくれました。上智大学、FGSの環境のおかげで、私はとても貴重な経験をさせてもらい、かけがえのない時間を過ごすことができました。
考え続けてください。自分が「当たり前」だと思っていたことが、実は権力のある誰かが意図的につくったもので、実は他の人にとっては「当たり前」ではないかもしれません。常に、自身に問い続けて欲しいです。自分の人生の経験から、自分が研究したいと思えることが見つかると思います。 また、入学後は、たくさん学び、また、失敗を恐れずに挑戦し続けて欲しいです。自分次第で、4年間の充実度は大きく変わると思います。FGSでは、夢中になれる学問、多くの時間をかけて研究したいと思える問い、自分に成長する刺激を与えてくれる仲間と必ず出会えます。機会を存分に生かし、かけがえのない時間をFGSで過ごしてください。