Dandelion Chocolate は、カカオ豆の買付からチョコレートの製造・販売までを一貫して自ら行う会社です(このようなチョコレートの製造スタイルは Bean to Bar と呼ばれます)。小規模生産ではありますが、農園を直接訪れて豆を仕入れるため持続可能性が高く、社会的好影響も多くあると考えこのビジネスの一端を担いたいと考えました。
私の学生生活は「アフリカ」と「チョコレート」で構成されていました。私は元々アフリカ国際協力の道を志して FGS に入学しましたが、1 年生の終わりに Bean to Bar のチョコレート専門店でアルバイトを始めたことがきっかけでビジネスやグローバルバリューチェーンに関心を持ちました。それらとアフリカ研究をリンクさせた勉強がしたいと思うようになり、結果的にアフリカ研究ゼミに所属しガーナのカカオ産業とチョコレートビジネスについて卒業論文を執筆しました。大学でアフリカやグローバル社会の勉強をし、バイトでカカオやチョコレート、産地の勉強をするという学生生活を送りました。
FGS での学びの中で最も大きかったものは、物事を多角的に捉える視点です。FGS では地域と領域を組み合わせてメジャー・マイナーを設定するカリキュラムになっており、まさにグローバルとローカル両方の視点を育む環境が整っていました。私の場合は強い関心を抱いていたアフリカについてはゼミでとことん追求し、同時に政治や経済、ビジネスなど他のことも沢山学ぶことができました。世界で起こる事象を様々な角度から分析・考察できるようになったことは私の大きな財産となり、特に卒論執筆中にそれを強く実感しました。FGS で得た多角的視点は、今後 Bean to Bar チョコレートビジネスに携わっていくうえで大いに活かされると確信していますし、グローバル社会でどんな仕事をするとしても必ず役立つものだと思います。
上記のように、私は FGS で勉強ができて本当に良かったと思っています。アフリカ研究をしながらカカオ・チョコレートの世界に出会い、それらを繋げた勉強ができたことは FGS にいたからこそ可能だったのではないかと思います。指導して下さる先生方や先輩方、尊敬し合える友達とも出会えて本当に充実した4年間を送ることができました。
FGS では偏った思考や視点、固定概念から抜け出し、広い視野を育むことができる環境があるため、日本だけにとどまらず世界を舞台にして生きていきたい、世界に何か貢献したいという方にはぴったりな学部だと思います。ただ、FGS の恵まれた環境を最大限に活かすには、自分の興味関心を基に「自ら学びに行く」姿勢が重要になってきます。様々なことにチャレンジしながら常に学びに貪欲でいて欲しいなと思います。