内定先を選んだ一番大きな理由は、日本経済の活性化に携わりたいという思いがあったからです。アジア研究をメジャーとして学ぶ中で、東南アジア諸国の勢いを感じると同時に、国際社会での日本の存在感低下や日本経済の停滞感、閉そく感を感じていました。そのため、経済と関わりの深い金融業界への就職を考えました。その中で、世界でも名の知られている企業と取引がありグローバルな視野を持って働くことができる点、また日本国内で新たに事業を興した人々をサポートできる点に魅力を感じました。特にスタートアップ企業の上場支援などの業務は日本に新たなビジネスを生み出し、経済を活発化していくことにつながっていくと考えています。幅広い業務にチャレンジできる環境に身を置きながら、日本経済を盛り上げていくことに携われると感じたため、この企業に決めました。
大学生活は自分の興味関心と向き合い、知識を深める時間になったと感じています。入学前から関心を持っていた東南アジア諸国の歴史や政治などについては、2年生の時にタイ、カンボジア、ベトナムを巡る実践型プログラムに参加し座学では得られない情報に触れたことで、より学びを深められました。特にアンコールワットを訪れたことは大きな意味を持ちました。上智大学がアンコールワットの修復に携わっていたため、一般の人は立ち入れない場所も見学することができ、それまでは関心が低かった遺跡修復や世界遺産に興味を持つようになりました。そして帰国後、文化遺産や考古学に関連する講義を受講することで、自分が実際に見て、聞いて、感じたことを学問的な視点で捉えられるようにしました。FGSでしか得られない学びを得られたと実感しています。
またマイナーに国際政治論を選択したことは、自分にとって大きなプラスになりました。諸外国の選挙やデモ、共同軍事演習などのニュースについて、国家間関係や歴史的背景を踏まえて考えられるようになったからです。現在世界で起きている出来事について、講義を通じて知ったこと、学んだことをもとに自分なりの考えを持てるようになったことは、学生時代の成長のひとつです。
また卒業論文の執筆に際しても、上述した経験から現地でしか得られない情報があると思い、現地調査を実施しました。学びや研究に力を注いだ、密度の濃い4年間でした。
FGSには、入学当初と興味・関心が変わったとしても、新たに興味を持ったことについて学べる環境があります。また、同じ話を聞いても、それまでは一つの面からしか捉えられなかったものが、別の面からも考えられるようになる、そんな力を身につけられる場所です。やりたいことが明確に決まっている人も、そうでない人も、必ず自分の身になる知識・経験を得られます。