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ゼミ紹介

EUと紛争解決ゼミ

担当教員:中内政貴 教授

本ゼミで注目するのは「互いに両立不可能な目的を追求する対立」である紛争です。世界で日常的に起こる紛争について、本ゼミでは欧州連合(EU)に着目して、可能な解決方法について考えます。

紛争の原因を探り、解決方法を模索する

本ゼミでは、紛争の発生原因や可能な解決方法について、国際政治や国内政治の観点から考えていきます。ゼミ生の研究テーマは多様で、EUに焦点を当てつつも、多くの文献を読んで議論をしながら各自の関心を探り、研究を深めています。2020年度の開講以降で最も多く選ばれている研究テーマは難民問題で、EU内の人の自由移動とその影響、共生や統合に向けた課題について考えています。

教室での議論をこえて

毎回、リーディング資料のテーマに基づいてグループ・ディスカッションを行っています(写真1)。秋学期は主に英語文献を用いており、内容把握に苦労する場合も見られますが、卒業論文執筆に向けたリサーチの練習と位置づけて全員で取り組んでいます。また、毎年の特別行事として他大学との合同ゼミを実施しており、2022年度は立命館大学衣笠キャンパスに出向いてグループ発表を行いました(写真2)。卒業予定年度の参加者向けには、学部内の他ゼミと合同で卒業論文の進捗状況を報告する会や、論文完成後の他大学との合同発表会も実施しています。今後は、フィールドワークも実施したいと考えており、できるだけリアルに国際政治の現場、特に、利害が衝突する紛争の影響について実感しながら考える機会を作っていく予定です。

ゼミテーマを知るためのおすすめ書籍

1.柴宜弘編著(2016年)『バルカンを知るための66章』明石書店:1990年代に悲惨な武力紛争が相次いだバルカン地域ですが、文明の十字路としての多様性や魅力にあふれる地域でもあります。そしてEUの外交・安全保障政策の最前線でもあります。そのバルカン地域の今を様々な角度から切り取った、入門に最適な一冊。

2.遠藤乾編(2014年)『ヨーロッパ統合史(増補版)』名古屋大学出版会:別冊の資料編とともに、ヨーロッパ統合の歴史を詳細に描いた一冊。歴史を記述するだけではなく、政治指導者の思惑や、今日のEUの現状につながる政治力学などが描かれ、読み物としても優れており、必読と言えます。