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卒業生の声

2022.02.10

『事業を通じた社会課題解決を目指すまで』

進路区分:就職(企業)
進路先 :株式会社じげん
氏名  :大場 万莉央
マイナー:ヨーロッパ研究コース
入学  :2014年4月
卒業  :2019年3月

内定先・進学先名を選んだ理由:

①ビジネス・経営の知識を学ぶ機会が大きく開けている
 将来的には国際協力のフィールドで活動していきたいという思いがあるため、まずは自分の武器といえるようなスキルを磨いていける道は何かを考えました。これまで実在する社会課題をビジネス商材としてどのように取り入れ、直接お金を作り出していけるのかというビジネス・経営の能力を全く身に着けてこなかった私にとって、早期からビジネス・経営の知識・経験を積む機会を掴んでいける企業文化は魅力的でした。

②多様な業界に興味関心を持つ人材が働いている
 「新興国との理想的な関わり方とは何か」をテーマに過ごしてきた学生時代は、学内外問わず自然と新興国との関わりを持つ人たちとのコミュニティーに囲まれ過ごしていました。新たな価値観や視点に出会う機会を増やしていきたいと思い、自力では出会うことができないような高い志を持つ人々が多く集まる環境下に身を置くことにしました。

③反骨精神が掻き立てられる
 優秀な先輩に毎年豊富なビジネスの知識や経験を持った新入社員が活躍する社内において、確実に仕事ができない人 NO.1 になるなと感じたことが最後の入社の決め手でした。元々、私が理想とする考えの基ソーシャルビジネスを展開する企業に就職すると決めていました。しかし、あまりの心地よさと納得感から、自身の成長意欲を保てるか不安になりました。というのも、過去の辛く苦しい経験は、今の自分をつくるために必要な経験であったと考えているためです。困難が最も立ちはだかりそうな内定先は、これ以上ない私にとって格好の成長の場として映りました。

学生時代を振り返って:

 分からないこと・迷うことが多かった分、とりあえず目前の疑問に体当たりして突き進んできた 5 年間。あっという間に過ぎてしまったと感じる一方、将来的には事業を通じた社会課題解決に取り組んでいきたいという目標を見つけることができ、「新たなスタートラインに立つ準備を行ってこられたのかな?」とも感じています。(FGS を志望した理由~活動内容等を述べたので、FGS を軸にどんな活動ができるかの参考にしてみてください。)
 私は、高校 1 年間アメリカに留学中にお世話になったホストファミリーがエチオピアの支援団体を運営していたことをきっかけに、新興国との関わりを持つこと・支援を行うことへの責任と現地への影響について関心を持ちはじめました。支援や開発学に関連する本を読んだり、アジア新興国出身の在日外国人の子供たちに勉強のフォローアップを行うボランティアに参加するも、自力で学ぶことに限界を感じていた時、開発学とアジア新興国について学ぶことができる FGS という新設学部が開設することを知り、迷わず第一志望をこの学部に変更しました。
 それからこの 5 年間は「新興国と自身との理想的な関わり方とは何か」をテーマに活動を続けてきました。学部の授業で学べる内容はどれも魅力的であり、実際に自分の目で見て事実を確かめてみたいという気持ちを掻き立てられるモノばかりだったのを今でも覚えています。
 気づけば 1・2 年次にかけて、インドのマザーハウスでボランティアや、アジア新興国の社会問題についてリサーチを行う学生団体で支援が被支援者に与える影響についての調査、新興国の学生が開発学をどのような視点で学んでいるのか理解を深めるためにフィリピンの大学では開発学の専攻をしました。
その中で学んだことは、無償で何かを与え続けることへの限界と、相手が本当に必要としているものを理解する難しさでした。
 利潤を追求するために、消費者理解を徹底し、必要とされるモノの提供を行う企業の機能に関心を持ち始めた 3 年次には休学を利用しインドにあるコンサル企業でインターンを行いました。高い利益の獲得を求める企業も多い中、志高いミッションを掲げ社会課題の解決に向けインドに進出する多くの企業と関わることを通じ、将来的には社会課題をビジネスを通じて解決することができる人間になろうと強く思うようになりました。
 また 5 年次にインターンをしたアジア新興国の社会起業家の事業コンサルと国内の人材育成を行う事業型 NPO では、本気で社会課題の解決を目指す「オトナの本気」がどれほど多くの人の共感を生み、社会を変えていくパワーを作り出せるのか、はじめて人の力を目の当たりにしました。
 大学生活は、人・環境に恵まれ、これからどのような人間として生きていきたいかのヒントを沢山もらった重要な期間であったと感じています。今後は、与えられる人間ではなく、自身が与える側の人間として生きていけるようになりたいと改めて感じる 5 年間です。

FGS を目指す皆さんに伝えたいこと:

 FGS という環境は学部生 1 人 1 人の「挑戦」に全力で応えてくれる学部であり、卒業後も変わらず互いに高め合っていける仲間に出会えた場所です。恵まれた環境下で興味関心分野について学び続けることができたと実感しています。
 何かに挑戦する機会は自分で作っていくことができますが、自分のいる環境がその挑戦をサポートしてくれるか、そもそも挑戦すること自体を可能としてくれるかはわかりません。私自身、留学先の単位換算や休学と卒業時期の決定についてスムーズに話を進めてこられたのも、教授陣・FGS 事務局に方々が FGS という学部を学生と共に作り上げていこうと考えてくださっていたからだと感じています。実際に他学部の学生から「そんなことできるの?」という反応が返ってきたことがあり、学生・教授陣・FGS 事務局との距離の圧倒的な近さは FGS の強みと言えると確信しています。
自分にとって最適な挑戦のフィールドはどこになるのか、学生という身分において、自分の意志でコントロールできること、できないことがあることも留意してぜひ検討してみて下さい。皆さんにとっての新たな挑戦の場が見つかることを祈っております!